SO2R Miniの組立て
Since:2020/02/08
Last Update:2020/02/08
SO2R Miniの設定は「SO2R Mini Station Installation and Cabling by Dennis, W1UE and Marty, NN1C」と
「Configuring N1MM Logger for the SO2R Mini by Marty Sullaway, NN1C & Dennis Egan, W1UE」を参考にして行います。
なお、この事例で使用しているパソコンは、DELL Inspiron 3647 スモールデスクトップ、Windows 10 Pro, 64bitです。
PCのUSBポートとSO2R MiniをUSBケーブル（ミニUSB-USB A）で接続すると、新しいCOM Portができます。
USBケーブルを接続する前に、現在使っているPCのCOM Portの割当て状況を下表に示します。
| COM Port | 接 続 | 用 途 |
|---|---|---|
| USB Serial Port (COM3) | USB-RS232C変換ケーブル <-> FTDX5000 | リグコントロール FTDX5000用 |
| USB Serial Port (COM4) | USBケーブル <-> 自作外付けI/F LUIS-10 | PTT制御 FTDX5000用 |
| USB Serial Port (COM5) | USBケーブル <-> 外付けWinkeyer USB | CWキーヤー(Radio 1, Radio 2) |
| Silicon Labs CP210x USB to UART Bridge (COM6) | USBケーブル <-> IC-9700 | IC-9700 USB(A) |
| Silicon Labs CP210x USB to UART Bridge (COM7) | IC-9700 USB(B) | |
| COM8 | VSPE Splitter (COM3 -> COM8) | COM3の仮想COMポート |
| COM9 | VSPE Splitter (COM6 -> COM9) | COM6の仮想COMポート |
COM PortはCOM9まで使われているので、SO2R MiniにはCOM10以降を割当てます。
SO2R MiniにUSBケーブルを接続します。
デバイスマネージャーの「ポート(COMとLPT)」を見ると、COM11: USB-SERIAL CH340 (COM11)が割当てられました。
PCを再起動します。
ここからは、「Configuring N1MM Logger for the SO2R Mini by Marty Sullaway, NN1C & Dennis Egan, W1UE」を参考にして進めます。
「SO2R Mini Interface」プログラムにより、SO2R MiniはOTRSPおよびWinKeyプロトコルを使用するロギングプログラムで使用できるようになります。
SO2R Miniのホームページの「Software and Manuals」の「Downloads and Software Links」から
「SO2R Mini Connector Software V1.0」をダウンロードします。
ダウンロードした「LatestInstall.zip」をダブルクリックして、解凍後、インストールします。
インストールが完了すると、SO2R Interfaceが自動的に起動します。
右上の「×」を押してSO2R Interfaceを閉じます。
ダウンロードとインストールの詳細はこちらをご覧下さい。
SO2R Miniボックスを使用する前に、SO2R Mini Interfaceで正しく動作していることを確認する必要があります。
2つの仮想ポートペアを「OTRSP (Open Two Radio Switching Protocol)」と「Keyer」用に設定する必要があります。
マニュアルでは、com0comまたはVSPManagerの内、後者が強く勧められています
当局では、VSPEを使用していますので、VSPEで仮想ポートペアを設定します。
VSPEはPC起動時に自動的に立ち上がるようにスタートアップにショートカットがあります。それを取り出して設定します。
C:\Users\Jiro\AppData\Roaming\Microsoft\Windows\Start Menu\Programs\Startup\VSPE-com3-com8
VSPEで設定する仮想ポートペアを下表に示します。
| COM Port | 接 続 | 用 途 |
|---|---|---|
| USB-SERIAL CH340 (COM11) | USBケーブル <-> 外付けSO2R Mini | SO2R Mini本体 |
| COM12 COM22 | VSPE Pair (COM12 <=> COM22) | SO2R MiniのOTRSP用 |
| COM13 COM23 | VSPE Pair (COM13 <=> COM23) | SO2R MiniのWinKeyer用 |
VSPEで仮想ポートペア（COM12 <=> COM22）を作ります。
「次へ」をクリックします。
「完了」をクリックします。
同様に仮想ポートペア（COM13 <=> COM23）を作ります。
設定されたVSPEの画面です。
時々、PCを起動した時にVSPEが起動しそこなうことがあります。
機器（IC-9700）の電源が入っていない時に、生じるようです。
その時の対処方法はこちらをご覧下さい。
デスクトップ上に、SO2R Mini Interfaceのアイコンができています。
アイコンをダブルクリックして、SO2R Mini Interfaceを起動します。
SO2R Mini InterfaceのCOM Portを設定します。
「Device」のプルダウンメニューからSO2R MiniのCOM Portを設定します。
「OTRSP」と「Keyer」のCOM Portを設定します。
「Start immediately」と「Minimize on startup」にチェックを入れます。
「No stereo」、「Latch」、「Manual SO2R」はSO2R Miniのモード切り替えです。
「Start」ボタンを押します。
以上で、SO2R Mini Interfaceの設定は完了です。