RTCLでRTTYコンテストを始めてみよう（入門編）

4.5 RTCLのコンテスト設定（CONTEST - CFG FILE OPEN）

コンフィグファイル（CFG FILE）はRTCLをコンテストルールに合わせて動作させるための設定ファイルです。
コンフィグファイルには、送信するコンテストナンバー（Exchange）、コンテストの得点（ポイント）、マルチプライヤー等を定義してあります。

まず、RTCLのコンテスト設定を行ないます。設定はメニューバーの「CONTEST」から行います。
「CFG FILE OPEN」、「FNC-DATA OPEN」、「LOG FILE OPEN」、「SPC FILE OPEN」を順番に実行することで、コンテストの設定が完了します。

• CFG FILE OPEN
  「CONTEST」から「CFG FILE OPEN」を選択すると「ファイルを開く」画面が表示されます。
  CFG FILEはRTCLをインストールしたフォルダの下の「Cfg」フォルダ内にあります。
  「Cfg」フォルダ内には、各種コンテストの設定ファイルを収納したフォルダが出来ています。
  （C:\Program Files\RTCL\Cfg\DOMESTIC 他）
  
  
  • 「DOMESTIC」フォルダ ： 国内コンテスト（SSB/CW）用の設定ファイル
  • 「PHCW」フォルダ ： 海外コンテスト（SSB/CW）用の設定ファイル
  • 「RTTY」フォルダ ： RTTY（PSKを含む）コンテスト用の設定ファイル

  
  
  

  参加するコンテストの CFG FILE を選択して開きます。
  

  
  
  

• CFG FILE OPEN（国内コンテストの場合）
  「CONTEST」から「CFG FILE OPEN」を選択すると「ファイルを開く」画面が表示されます。
  「DOMESTIC」フォルダから 国内コンテスト（SSB/CW）用の設定ファイルを選択すると下図（左側）に示す画面が表示されます。
  下図はJARL主催のALL JAコンテストのCFG FILE（ALLJA.cfg）を選択したものです。自局が送るコンテストナンバーをバンド毎に設定します（下図右側参照）。
  
  

  ALL JAコンテストのコンテストナンバー

  コンテストナンバー	内容	備考
  相手局のシグナルレポート	RST 「59(599)」	−−−
  自局の運用場所を示す都府県支庁ナンバー	東京の場合は「10」	−−−
  空中線電力を表すアルファベット１文字	・100Ｗ超：Ｈ ・10Ｗ（20Ｗ）を超え100Ｗ以下：Ｍ ・５Ｗを超え10Ｗ（20Ｗ）以下：Ｌ ・５Ｗ以下：Ｐ	（　）内は50MHzのとき

  
  

  
  
  

  「OK」ボタンを押して、設定ファイルを確定します。