SO2R Miniの組立て
Since:2020/02/15
Last Update:2020/02/15
2020年2月15日現在、「SO2R Mini: SO2R Box In Your Palm」には、2つのファームウェアがあります。
「Updating SO2R Mini Firmware」にあるコンパイルされたHEXファイルと、
「Adding LEDs To The SO2R Mini - WORK IN PROGRESS」にあるArduino Sketchです。
ここでは、2つのファームウェアをSO2R Miniにロードして、その動作を確認してみました。
「Updating SO2R Mini Firmware」を参考にして、ファームウェアアップデートを進めます。
「Updating SO2R Mini Firmware」から、「SO2R Mini Arduino Firmware Compiled (Hex)」と「XLoader Firmware Writer」をダウンロードします。
「SO2RMiniFirmware.hex_.zip」と「XLoader.zip」がダウンロードされますので、それぞれ解凍します。
「XLoader」ファイルにある「XLoader.exe」を起動します。次の画面が開きます。
「Hex file」バーの右側にある「…」ボタンをクリックし、ダウンロードした「SO2RMiniFirmware.hex」ファイルを参照します。
「Device」はドロップダウンメニューをクリックし、「Duemilanove / Nano（ATmega328）」を選択します。
「COM port」はドロップダウンメニューで、SO2R Miniが接続されているCOMポートを選択します(COM11を選択)。
「Baud rate」は変更しません。
「Upload」ボタンを押します。
XLoaderの下部にステータスが表示され、更新が成功したことを示します。
SO2R Miniの動作を確認しましたが、ラッチモードの動作は変わりません。
既に、このファームウェアが入っていたものと思われます。
「Adding LEDs To The SO2R Mini - WORK IN PROGRESS」にある「Arduino Sketch」をダウンロードします。
「SO2R_Mini_LEDs.zip」がダウンロードされますので、それを解凍します。
解凍すると「SO2R_Mini_LEDs」フォルダーができます。
「SO2R_Mini_LEDs」ファルダーの下の「k3ng_keyer」フォルダーにある「k3ng_keyer.ino」ファイルをコンパイルして、SO2R Miniに書き込みます。
ARDUINOホームページの「Download the Arduino IDE」から「Windows Installer, for Windows XP and up」をクリックすると、
「arduino-1.8.12-windows.exe」がダウンロードできます。
これを管理者として実行します（exeファイルを右クリックすると表示される）。
「I agree」ボタンを押す。
「Next」ボタンを押す。
「Install」ボタンを押す。
インストールが始まります。
途中で「Windows セキュリティ」画面が何回か出ましたが、これらも「インストール」ボタンを押してインストールしました。
インストールが完了しました。
デスクトップに出来たArduinoアイコンをダブルクリックして、Arduino 1.8.12を起動します。
「Windows セキュリティの重要な警告」画面が表示されます。
「アクセスを許可する」ボタンを押します。Arduino 1.8.12が立ち上がります。一旦、終了します。
解凍すると出来た「SO2R_Mini_LEDs」フォルダーを「C:\Users\Jiro\Documents\Arduino」に移動します。
デスクトップのArduinoアイコンをダブルクリックして、Arduino 1.8.12を起動します。
「ファイル」の「開く」から「C:\Users\Jiro\Documents\Arduino\SO2R_Mini_LEDs\SO2R_Mini_LEDs\k3ng_keyer」内の「k3ng_keyer.ino」を開きます。
メニューバーの「ツール」をクリックします。
シリアルポートはSO2R MiniのCOM11になっています。
ボードはプルダウンメニューから「Duemilanove」を選択します。
プロセッサは自動的にATmega328Pになります。
下図では、メニューバーの「スケッチ」から「検証・コンパイル」を実行していますので、
画面下のほうに、「コンパイルが完了しました。」と表示されています。
メニューバーの「スケッチ」から「マイコンボードに書き込む（Upload）」を実行します。
「ボードへの書き込みが完了しました。」が表示されます。
SO2R Miniの動作を確認しましたが、ラッチモードの動作は変わりません。
このファームウェアは、外付けのLEDを表示するためにArduino Nanoの出力ピンの定義変数を変えたもので、
基本的な動作は変わらないものと思われます。
外付けのLEDは使いませんので、１．に示したファームウェアに戻します。