z2hQSLjaの使い方（入門編）
Since:2003/11/08
Last Update:2005/03/05

1.6.2 code, QTH取得用ファイル（個別DAT等）の使い方

z2hQSLjaのメイン画面には、「dat/mas」タブがあり、「code、QTH取得用ファイル」が用意されています。
これは、コンテストナンバーからcodeとQTHを解析するために、HAMLOG用のcode、QTH取得用ファイルを選択するものです（ただし、コンテストナンバーからQTHを特定できるコンテストに限る。）

コンテスト名とcode, QTH取得用ファイル名の関係
主催コンテスト名code、QTH取得用
ファイル名
JARL主催ALL JA、6m AND Down、フィールドデー、全市全郡コンテスト***.datファイル
ただし、全市全郡コンテストではhl_code.masも使えます。
JARL主催テレコムQSOパーティyubin_m?
---国内の各種コンテスト「個別 DAT等」にチェックを入れ、次のファイルから必要なデータファイルを選択します。
***.datファイル
***.masファイル
***.mstファイル

(1) 入力ファイルが拡張子ZLOの場合

拡張子ZLOファイルはコンテスト名をデータとして持っていますので、「code, QTH取得用ファイル」の「個別 DAT 等」にチェックを入れると、contest_name.csvファイルを参照して自動的にcode, QTH取得用ファイルを選択・表示します。
下図は「オール埼玉コンテスト」のデータ 05SAITAMA.zloを用いて、code, QTH取得用ファイル saitama.mst を自動選択・表示した例です。
z2hQSLjaの入力ファイルとして、zLogwの拡張子ZLOファイルを使うことをお勧めします。

「dat/mas」画面


(2) 入力ファイルが拡張子ALLの場合

入力ファイルが拡張子ALLの場合、code、QTH取得用ファイルを選択する方法として、「dat手動」と「dat半自」が用意されています。

dat半自の使い方

「オール埼玉コンテスト」の例を用いて、dat半自動の使い方を説明します。

  1. ツールバーの「開 t, a」ボタンを押して、オール埼玉コンテストのログを開きます（ここでは、05SAITAM.all と名付けています）。

    「dat/mas」画面

  2. 「dat/mas」タブを選択し、「code, QTH取得用ファイル->個別 DAT 等」、「dat選択->手動」、「code取得->する」をそれぞれ選択します。（下図は、3.に示す操作を行った後の画面で、「dat/masファイル」にsaitama.mstが選択されています。）

    「dat/mas」画面

  3. ツールバーの「dat半自」ボタンを押すと、下図に示す「コンテスト選択・情報の取得」画面が開きます。
    入力ファイル名からコンテスト名を推定して、「オール埼玉コンテスト」が選択されています。コンテストが選択されていない場合には、メニューバーの「検索文字」欄にコンテスト名を入力して、検索することができます。「確定」ボタンを押して、メイン画面に戻ります。

    「コンテスト選択・情報の取得」画面

  4. この後、通常のz2hQSLjaの操作を行い、処理を完了します。処理した結果を下図に示します。

    「処理した結果」画面

    1行目の例では、コンテストナンバー「130074」がHAMLOG用のcode「13007D」に変換され、「QTH」欄に「埼玉県秩父郡東秩父村」が取り込まれています。

code、QTH取得用ファイルの説明

code、QTH取得用ファイルの説明
ファイル名称内容備考
*.datzLogwのDATファイル
（zLogwのUser Defined Contestで指定したファイル）		z2hQSLjaの「環境設定」でフォルダを指定します。
*.masz2hQSLjaのHAMLOG用code, QTH変換用ファイル
（コンテストナンバーに英字を含むもの）		z2hQSLjaをインストールすると、自動的にmas_mstフォルダ内にインストールされます。
*.mstz2hQSLjaのHAMLOG用code, QTH変換用ファイル
（コンテストナンバーが数字のみのもの）
contest_name.csvz2hQSLja用のファイル
コンテスト名と使用するデータファイル（*.dat、*.mas、*.mst）の関係を整理したもの

saitama.mstファイルの内容を下図に示します。。
一行に、コンテストナンバー、HAMLOG用code、HAMLOG用QTHの順でデータが並んでおり、コンテストナンバーからHAMLOG用codeとHAMLOG用QTHを取得することを可能にしています。

「*.mas」画面

なお、z2hQSLjaのReadme.txtでは、*.mas, *.mstファイルについては「市町村の合併等にて修正が必要になった場合には各自で修正して下さい。」と注記がありますので、自己責任で使う必要があります。