WINKEYER USBの組立て

3. スタンドアロン・オペレーション

最初にWKUSBの電源が入った時は、スタンドアロン・パラメータのデフォルトの組み合わせがロードされます。
これらのパラメータは、スタンドアロン・パドルコマンドあるいはWKUSBにつながれたアプリケーション WK2MGR で設定することが出来ます。

3.1　スタンドアロン・パドルコマンド

WKUSBのケースの上面には4つプッシュボタンがあり、左端の赤色のボタンがコマンド／メッセージ1ボタンです。
黒色のボタンは左からメッセージ2〜4ボタンです。
コマンドモードでのコマンド入力手順を以下に示します。

1. 赤色のコマンドボタンを約2秒間長押しすると、WKUSBは文字「R」を返してきます。この信号はサイドトーンのみに出力されます。
2. パドルからモールス符号でコマンド文字を入力します。
3. いくつかのコマンドは付加情報が必要です。WKUSBは文字「E (Enter)」を返し、情報を求めてきますので、必要な情報を入力します。
4. コマンドを理解した時には、WKUSBはフィードバック情報を返してきます。理解できないコマンドの時には、文字「?」を返してきます。

WKUSBのスタンドアロン・コマンドの一覧表を次に示します。

3.2　WK2MGRによるWKUSBの設定

WKUSBのスタンドアロン・パラメータはアプリケーション WK2MGR で設定することが出来ます。

1. WKUSBに付属しているCDから WK2MGR をインストールして、起動します。
   WK2MGRを起動すると、以下のコントロールウィンドウが開きます。
   全てのフィールドは、WKUSBから情報が得られていないため、意図的に空欄になっています。

   
   

2. Com Portを指定します。
   メニューバーのCommからCom7を指定しました。
3. WKUSBとの接続をテストします。
   「Test Wk」ボタンを押します。接続テストの結果がコントロールウィンドウの下部に表示されます。

   
   

4. WKUSBのパラメータをWK2MGRに読み込みます。
   「Read Wk」ボタンを押します。WKUSBのパラメータが読み込まれます。
   「Message Editor」ウィンドウでメッセージを編集できます。
   また、各種設定を変更することができます。
   新しい設定を「Write WK」ボタンを押して、WKUSBのEEPROMに記憶させます。
   (EEPROM：Electronically Erasable and Programmable Read Only Memory、イーイーピーロムと読みます)

   
   

なお、WKUSBはコマンドをメッセージの中に埋め込むことができます。
そのフォーマットは「/文字列」です。例えば、「/1」はメッセージ1へジャンプします。
「/」を入力し、それをコマンドと解釈しなくするためには、「/」を2回繰り返します。
例えば、「JA1XUY/1」と送信したい時には、「JA1XUY//1」と入力します。